2012年入社
恵愛学園 保育士佐々木佑輔
新ホームのキッチンにて、日常のひとコマです
草花ものびのび育ってます 環境整備中です
Q.佐々木さんはこれまでに3度の異動を経験していますが、どんな仕事に取り組んできたのか、教えてください。
A.私は白鳥児童館、こども園(子育て支援センター)、白鳥園の3施設で合計8年間、勤務したのち、現在は、恵愛学園(女子ホーム)で保育士として勤務しています。
白鳥児童館では、下校してきた小学生対象に宿題を教えたり、一緒に遊んだり、誕生日会などのさまざまな行事を行っていました。こども園でも同様に、その季節にあった行事をとおして、地域の子どもたちや保護者の方によろこんでもらえたことが心に残っています。白鳥園では、利用者さんの日々の生活支援を丁寧に行い、ケガのないよう、また心地よく過ごしてもらえるよう、心がけていました。
恵愛学園では、さまざまな家庭環境で育ち、入所してきたケースにふれ、まだ分からないことも多いです。職員間の報告・連絡・相談を密にしながら、子どもたちや保護者との関係を作っていきたいと思っています。
Q.いろいろな業務に取り組み、また何度も異動を経験したことでの思いを教えてください。
A.当然、どの部署でも、思うようにいかず、迷ったり、悩むこともありますが、やはり、利用者さんや子どもたちの笑顔を見ることで吹き飛ぶ面はあります。なにごとも一緒に楽しんでやりたいとも思っています。私自身、メンタルは強いほうだと思っていますが、家でのんびりしたり、スポーツなどで気分転換をはかりながら、業務に取り組んでいます。
何度も異動を経験する中で感じてきたことは、もう少しその部署で仕事をしたかったという思いです。不安もありますが、次の異動先の部署で温かく迎えてもらえ、気がつけば仕事に慣れていき、結果的にはその部署に異動してよかったと思っている自分がいます。
Q.仕事をする上で大切にしていることがあれば教えてください。
A.それぞれの部署での仕事内容・勤務体制は異なるところもありますが、仕事をする上で、一番、大切にしていることは利用者さんや子どもたちの思いを汲み取ることです。白鳥園の利用者さんであれば、直接的なコミュニケーションが難しい場合もあります。普段の行動や何気ないしぐさ、表情などに注目し、どんな気持ちなのか、以前と変わったところはないかなど、日々、意識していました。職員間で情報交換や相談しながら、どのように接するのがよいか、考えて支援にあたっていました。
ただ、どこの部署で仕事をしていても、たくさんの“人”と“人”とが関わる仕事なので、問題や課題は出てきます。先輩職員をはじめ、まわりの職員と話し合い、協力することで、自分が抱えている問題解決のきっかけとなったり、自分自身も安心できたりするため、人間関係も大切です。
Q.最後に、福祉の職場をめざす方へのメッセージをお願いします。
A.福祉は大変な仕事というイメージがあるかもしれませんが、その分、やりがいや楽しみ、手ごたえが感じられる仕事です。いろいろな経験をとおして、人間的にも成長できると思います。